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1．遠方に住んでいて維持管理が難しい

住まいが遠いと、頻繁に空き家に訪れることができません。定期的な管理が必要とはいえ、空き家のためだけに遠方から訪れるとなると、休みを調整したり交通手段を手配したりしなくてはならず、想像以上に大変です。

結果として、なかなか訪れることができなくなり、管理が行き届いていない空き家になってしまいます。

2．維持管理にかけるお金が足りない

空き家の維持管理には、想像以上にお金がかかります。建物はどんどん老朽化していくため、手を加えようと思うと数十万円、場合によっては百万円以上のお金が必要です。

住んでいる家にも維持管理にお金がかかるとなれば、空き家の維持管理にかけるお金が足りないという人も少なくありません。

3．高齢で作業が困難

所有者が若いうちは、こまめに訪れて適切に管理することはあまり難しくありません。しかし、高齢になると足腰が弱くなり、外出するのも億劫になっていくものです。

空き家へ訪れても思うように作業ができず、適切な管理をしているつもりでも不十分である、というケースもあります。

1．人手が入らなければ直されることもない

日本の家は主に木造やコンクリートでできており、月日の経過によって老朽化して脆くなっていきます。特に雨晒しになる屋根や壁は、塗装などによってコーティングされていますが、時間の経過とともにどうしても剥がれてしまうのです。

人が住んでいれば、雨漏りや壁のひび割れといった問題点が生じても修復したり、修復を依頼したりできます。しかし、空き家の場合はこのような変化や劣化になかなか気づくことができず、修復が遅れて自然倒壊のリスクが高まるのです。

2．台風など自然災害による被害

庭などの敷地内に草木が生えている場合、適切に管理をしなければ草木が伸びて荒れてしまいます。そこに台風のような自然災害が重なると、さらに荒れたり、木々が倒れてしまったりする恐れがあります。

大きな木が倒れて、家を圧迫してしまうかもしれません。塗装などが剥がれて脆くなっている屋根や壁に木々が倒れてしまうと、さらに損傷が酷くなり、自然倒壊のリスクが高まるでしょう。

3．近隣に被害が及ぶ可能性がある

自然倒壊は、その敷地内だけで済まない恐れがあります。例えば、大きな家が倒壊してしまった場合、瓦礫が敷地内にとどまらず隣家や道へとはみ出してしまうこともあるでしょう。その際、通行人や隣家に被害が及んでしまうと、損害賠償請求をされることになります。