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1．自分で管理する方法

空き家は所有者が管理するのが一般的です。自分で管理することでコストを下げられるため、気軽に行ける距離にある場合は自分で管理する方法を視野に入れましょう。

自分で管理をする場合でも、ライフラインの閉栓、貴重品の搬出、郵便受けの封鎖と郵便物の転送、貯湯タンクからの水抜き、自然災害時の備え、和室の畳み上げなどは管理を楽にするために行っておくと安心です。

防犯面の心配がある場合は、補助錠を購入して設置しておくと不審者の侵入から家を守れます。

準備を整えて空き家を管理し始めたら、訪れた際に以下の作業が必要です。

・通風と通水

通風と通水は、忘れてはならない作業です。窓を開け部屋の空気を入れ替えます。そして悪臭を防ぐために、排水溝の下に溜まる水が蒸発しないための水を流すことも忘れてはいけません。水を止めている場合は、ペットボトルの水を流すだけでもOKです。

・掃除とゴミ拾い

自分の敷地内を見回り、ゴミが落ちていれば拾って掃除をします。ゴミが散乱していると近隣からクレームが入る可能性があるため、訪れるたびに掃除を行いましょう。

・家全体の目視チェック

最後に目視チェックを忘れてはいけません。瓦や雨樋といった外観から、室内の雨漏りや窓の破損などがないかどうかもしっかりとチェックしてください。

特に大雨や強風、地震などがあった後は空き家へ出向き、異変がないかを確認します。

2．不動産会社・管理会社に依頼する

忙しくて空き家に出向く時間がとれない、遠方で出向くのが大変という場合は、管理会社へ依頼する方法もあります。

空き家管理を行う不動産会社や管理会社に委託をすることで、空き家を定期的に巡回して必要なサービスが受けられます。

費用はかかりますが、空き家をよい状態で維持しておきたい、手放したくないけれど住んでいない期間が長引きそう、という際は利用を検討してみてください。

1．訪れる日程の計画を立てる

空き家管理は、行けるときに行くという考えではうまくいきません。最低でも月に1回は出向くという予定を立てて、スケジュールを調整しておきます。

可能であれば月に2回は訪れるようにしておくと、空き家をよい状態で保てるでしょう。

2．必要な経費を概算で出しておく

空き家管理をするにあたって、いくらぐらいの費用が必要なのか概算で出しておきます。遠方にある場合は交通費も見積もっておかなくてはいけません。

空き家が遠方にあり、概算で出した段階で費用が高額になりそうなときは、外注した場合と比較してどちらが安いかを確認し、管理方法を決めましょう。

3．チェックシートを作成する

空き家管理を自分自身で行う場合は、訪れた際のチェックで抜け漏れがないようにチェックシートを作成しておきます。物件や周辺環境の状態によって項目が変わるため、オリジナルシートを作っておくと効率的な管理の助けになります。

また、訪れて気になったことや掃除の進捗、修繕を行うべき場所や次回やるべきことなどを書き留められる管理ノートがあると、より効率的に空き家管理ができます。

以上の3つは自分で管理するなら行っておくべき準備です。これらの準備が大変と感じる場合は、自分で管理せずに管理会社や不動産会社に依頼して管理するのがおすすめです。